「この世界の片隅に」 映画を観て感じたこと

とても感動する映画でした。
自信を持っておすすめできます。
絶対に観た方が良い映画の一つです!

最後のエンドロールには映画の続編が描かれているので必見です。

冒頭の曲の挿入から心を惹かれ息をつかせる間も無く最後まで終わっていた。

余韻が非常にすばらしい

背景、色彩、演出、どれもこれも感性に力強く溶け込んでいくようで

これぞ映画の醍醐味という感じで見終わった後の余韻に今も浸っている。

原作漫画を既読していて、いやすばらしい作品だが
これを越すことは無理だろ、どうせ脚本頼りの作品なんだろと高を括っていたが
原作より先にこちらで作品を見たかった。
そう思わせるほどの出来

序盤は、逐一アニメの醍醐味であるすばらしい背景作画色彩特殊な遠近狂わせ演出で心を奪われ、最後に象徴的な演出を連発。

完璧な作品などないのだから、多分何かしら言える場所はあるのだろう
しかし今この作品にケチをつけたらこの作品に相対化されて自分が矮小化されてしまう、そんなことを思わせるほど後に残る余韻が大きい

退屈な時間などないほど情報の密度の高い作品であり、観客を決して飽きさせない

繰り返し言うが、決して脚本頼りではない秀逸なアニメーション映画である。
同じ2016年同窓生である声の形君の名はと比較されることが多い本作だが、これは決してアニメーション映画ブームに乗ったから評価された作品でないことだけは確かだ。

高畑監督のかぐや姫の物語の予告編を見たとき美しさに思わず涙腺が緩んでしまった。
しかしその本編はあまり期待通りではなかった。
その未消化の気持 ちが本作で解消されたように感じる。
おかしな事を言っているのは分かっているがそう感じた。

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