「決められない!」たくさんの人と“出会い”があれば結婚できるは間違い




婚活イベントやお見合いパーティでは「毎回不毛……」

出会いを求めて合コンや飲み会に参加してもなかなかうまくかない。迷走婚活女子の嘆きは行動しているのにもかかわらず“決まらない”ってこと。仮におみパ(※お見合いパーティ)や合コンなどでその場ではなんとな~くカップルになったとしても一度食事しただけですぐ終了~。

毎週お洒落して、服装だけでなく髪型もネイルもぬかりなく、手間暇かけて準備し婚活インベントやおみパに乗り込む。そこで参加している沢山の初対面の男達に気遣い八方美人となり絶えず笑顔を作る。ガツガツしてると引かれるからと、さりげないアピールでそれとなく気に入ってもらえる努力なんかもしたりして……。また参加者のキモい男やつまんない男の話にもキチンと付き合ってあげて仕事じゃなくとも社交辞令をする。俺様自慢や一方的な話をする男にもテキトーに相槌うって愛想笑い……。
で、結局『あ~疲れる』『余ってる男ってホントカスしかいない……』とがっかりしたりして。
結婚を真剣に考えているからこそ重い腰をあげているにもかかわらずそのお相手はいくらたっても見つからない……。出会いをパートナーを求めてイベントジプシーとなり、ほうぼうをさまよう恋愛難民となる。

だが、沢山の男性と出会いがあれば、その機会を作りさえすれば、結婚できるわけじゃないということを、気づいている人もいるはず。

量が多けりゃ誰か釣れるということでない! 出会いの数でない!!

そう、実際出会いの数が問題でなく“どうにもならない、そういう方向に至らない”ということが問題なのだ。
また自分に出会いが全くないわけではなく、そういう出会いの場を用意されて目の前にたくさんの男性が並んでいても選べない。“どうぞ”と差し出されても決められないのだ。
会員数の多い婚活サービスを利用し『出会ってるうちになんとかなる!』とやみくもにいろんな男性といくら会ったとこで決まらない。
出会い系サイトやネット婚活で実際会ったとしても
「なんか違う……」「ピンと来ない」「男として見れないのよね」……となる。
また合理的にいっぺんにいろんな人に出会える人数の多いイベントやおみパにおいてはもう最後にはどうでもよくなったりする。

そう、実はここが落とし穴なのである。
人は選択肢が多いと決断できない。決断力が低下するのだ。お見合いパーティなどは特に、巡り巡って選べない。出会いが多ければいいとか人数が多いほどいいとか、選択肢が多けりゃいいってワケではない。
マーケティングでの選択肢過多である。選択肢を増やし過ぎて、選択肢過多となってしまうと、結果として顧客の購買行動の負担となり、売上に結びつかなかったりするのと同じである。

それを実証する米国の研究者が行った実験は有名だ。
スーパーマーケットにおいて6種類のジャムと24種類のジャムを並べて買い物客の反応を調べるというもの。
普通は選択肢の数(種類の数)が多ければ顧客満足度が上がり自分に見合ったものや好むものが見つかり購入に繋がると思われるところだか、驚くべきことに、売上は逆効果となった。品揃えの多い24種類のジャムが並べられていたブースでは買い物客の3%しか購入しなかったが、6種類の少ない選択肢しか与えられなかった買い物客は、30%近くが買ったのである。
※「あふれる選択肢:どう選ぶか」選択肢過多~より

また就業時間においての1時間ほどの貴重な昼休憩でもそうだ。店のランチメニューが豊富で種類が多ければいいわけではない。テーブルの上にたくさんの選択肢があることは迷いを生じさえ面倒くささが生まれる。メニューが多いほど決定できない。
“本日のオススメ”があるとか、品物が簡単で分かりやすい店が入りやすかったり、三種類くらいのメニューしかない方がかえって選びやすく決定しやすい。
迷わずすむ、楽であるということが大事なのだ。選べない方、選択肢がない方が売れる。商品の種類が少ない方が選ばれることがあるのだ。

そして沢山の選択肢の中から選ぶことは少ない場合よりもあとで後悔する期間が長い……という実験結果もある。
また、選択肢が増えると逆にプレッシャーとなり心理的重圧で選べないという決定マヒに陥ったりもする。
選択肢が増えれば増えるほど、選択することが難しくなってしまい、迷いやストレスの原因となってしまう現象。
お見合いパーティや婚活イベントではこうなる。
「誰にしていいかわからない」
「みんな同じにみえてきた」
「ここで選ばなくてはダメなの?」

さらに選択肢が多いと可能性が増えるということで、“選ばない”という一番ダメな選択をしてしまうこともある。
「いやいやこの先もっといい人が……」
「ここで決めなくともこのあと出てくるかも……」
「もっと良いことがあるはず……」
などという期待からなかなか決断ができずチャンスを逃す。
選べないということはつまり婚期を逃すのだ。

若い頃や少し前にモテた人や言い寄ってくる男が沢山いた人……そう選択肢、つまり男の数が多かった人ほど結婚に至っていなかったりおちついてなかったりする。

選べない方が売れる……。選択肢が少ない方が売れる……。

あまり選択肢がなかった時代、自分の親もしくは人生の先輩達は自分で選べないことをしてきたであろう。一昔前の世間体や社会の常識、仕事上での男女差別……。その道しかない、その道しか進めなかった環境や状況におかれることが多かったはず。しかし不幸であっただろうか?
選択肢が少なかったから不幸だったか? お見合いだったから不幸な結婚だったか? たくさんの異性との出会いもなく、付き合った人数や経験が少なかったから、いろんなタイプの人を見てこれなかった……だからって不幸になっているか?
そんなことはない。
選べない人には潔さや覚悟があった。

今は選べる選択肢が多すぎて逆にひとつを選べずに終わってしまう怖い時代でもある。
ちまたは物で溢れ、商品の種類も品数も豊富、買い物も仕事も結婚する?しない?も選ぶものが多くある中、迷い続けて決められない……なかなか選べない選択力のない現代人なのである。

投資も同じで選択範囲が広くなり考える時間が長くなるほど迷ってしまい、ネガティヴな思考になるのでどこか決めるべきところを見つけなければならないようです。

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