初動負荷 トレーニング スキャプラについて




①Scapula

Scapulaはハンドルに手部を添えて、強く握る(Gripping)のではなく引っかけるような固定した(Holding)状態にする。これは、握ることで前腕の緊張を招き動作の速度が遅くなるからである。出力は肩甲帯である肩甲骨周辺ならびに上腕骨、鎖骨から前腕へ伝達していく。つまり、近位から遠位へ出力の伝達を高めていく。このことはproximal power flowと呼ばれる。
Scapulaは4Dの動きである。この4Dとは縦・横・幅・時間を表す。さらに、Scapulaのカムを支える軸とハンドルの2軸により、自由度を獲得している。この自由度を獲得するとはScapulaのカム装置が肩関節(球関節・多軸性関節)、蝶番関節(1軸性関節)、車軸関節(1軸性関節)へアプローチすることをいう。
カム装置により上腕の水平伸展、内旋しカムが下方へ移動する。このような動作によりカムは巧緻性を実現できる装置であると言える。

②カムのハンドル、内部の作用
ハンドルが回転(drive)することで重りに対して張力が発生する。つまり、ハンドルが回転することで重りの負荷が減少する。このことを負荷が漸減すると表現できる。
カムが移動していく中で重りの負荷が変化することで、カムの1サイクルにかかる時間は減少する。このことは、Scapulaに取り組む中で加速要素を引き出すことができる。
人の日常的な動作や競技動作は加速運動をしているので、トレーニングに関しても加速要素を引き出せるトレーニングが望ましいと言える。

③共縮 co-contraction
上肢に力を込めて力んだ状態を共縮 co-contractionと呼ぶ。この力んだ状態で腕を振ることと、リラックスした状態で腕を振るのとでは速さが変わってくる。リラックスした状態の方が腕を振る速さが速い。実際の日常動作や競技動作では加速運動をしているので共縮を防ぐ運動を求めていきたい。

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