「五味☓五月」対談の一部をご紹介します。
五月さんは65万円からスタートして100億円OVERに。五味大輔さんは250万円からスタートして250億円OVERの資産を投資で築いた投資家さんです。オプザイルのようなナンチャッテ勝ち組ではなく、ふたりとも有価証券報告書などに資産が載っているので本物の勝ち組。
初心者はまず生き残り、そこで得られた経験を活かして勝てるところで大きく勝つべし
そんな二人がいろいろと有意義な話をされているのですが、特に初心者の人に読んで欲しい部分があります。五月さんが「ここまでの資産を築けたのはなぜでしょう」という問いを五味さんにしたあとの会話です。
五味「始めた当初に、信用を取引をやっていなかったこともあって大暴落でも退場せずにこれたのが大きいですね。その後は、長く続けて来た経験で、今は儲けさせてもらっている気がします。」
五月「経験はたしかに大事ですよね。全く同じ相場は存在しないんですが、似たような相場は、もう何回も繰り返されている。全く違う産業の別銘柄でも、こういう会社が、こういう成長をして株価が作られていくパターンは前にも見たな、みたいな経験が蓄積されていくと、次に、これは上がるぞ、という銘柄に出会った時の握力のようなものが強まるんですよ。」
五味「経験があれば儲かるとは限らなくて。後は、本当にもうチャンスに恵まれるかどうか何ですよね。ただ、そのチャンスが来た時に大きく勝つか、小さく勝つかは、経験差が影響するとは思います」
五月「行けるかなと思う感覚と、そう思った時に実際に買いに行く勇気と、最終的な自信みたいなものは、経験が浅い人には、なかなかついていけない部分だと思うんです。経験がないと、本当にこんなにたくさん買っていいのかと不安になるじゃないですか。私も、初めて10倍株を当てたときには、その銘柄に資産の10%も張ってなかったんですよ。それで、めちゃくちゃ悔しい思いをしてるんです。その教訓をなんとか活かそうと思って、今投資している◎◎◎◎株(※ここは実際に買って読んで下さい)を買う際には、本当に目いっぱいにいったんですよね。」
五味「そうだったんですか」
五月「必要なステップを踏んで、次に進んでいるという感覚はやはりありますね。長くやっていると。」
五味「あとは、何度も急落相場を乗り越えてきているので、その対処の仕方とか、その後にチャンスが来るということを肌感覚でわかるというのも大きいと思います。」
五月「長く生き残っていた人が持っている、見地のアドバンテージは、相当なものだと思いますよ」
五味「はい、そう思います」
投資家の人はこの事をよくよく考えて、最初から大きく儲けようとせず、最初は意識的に経験を積んでいくようにするのも一つの手だと思います。
特に、twitterなどでは信用取引を使って大きく儲けている人や、値幅の大きい動きをしている銘柄を追いかけている人が目立ちますが、そういう人たちに惑わされないようにしたいところですね。
これ、投資以外でも使える話だと私は思います。
仕事でも同じ。若かったり、短期間で成果を出したり成長できる人って「スゴイ」って思いますよね。で、そっちばっかり追いかけていくと、意外とうまくいかなかったりします。自分の身につかないやり方や、自分の持ち味を活かせない方法なんかいくら一生懸命見続けてもダメなのかもしれません。
でもそこで、うまくいかないからといってすぐ投げ出すんではなく、まず経験値を積んで、何かしら自分の強みを作り、それを使って勝ちに行く、という方法なら、意外となんとかなるもんです。
急がば回れですね。
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