姪っ子 甥っ子 かわいい 叔父バカ 叔母バカ

30代前後を過ぎてくると、「甥っ子や姪っ子の誕生」という経験をする独身男女は増えてくるもの。もともと兄弟や姉妹がいる人に限られますが、この出来事は、独身者の心境に少なからず影響を与えることも多いようです。

“友達の子ども”の場合は、一緒にいられても短時間ですし、どんなに可愛いと思っても、多少なりとも気を遣ってしまうのが普通。しかし、甥っ子や姪っ子の場合は、血が繋がっている、自分に似ていることもある、というだけでなく、寝食を共にしたり、親のように面倒を見たり、可愛がったり……と積極的な関わりが可能です。甥っ子や姪っ子を通じて、実際に、出産とは、育児とはどんなものか―を身近に体験した独身男女たちに訪れる心境の変化には、どんなものがあるのでしょうか。

結婚したくなる・子どもが欲しくなる

最もよく聞かれるのは、やはりこの意見。男性のなかにも、「子どもを持つのもいいな」「結婚もいいかも」と心境が変わった、という方はいましたが、特に女性は本能を刺激されるようで、「そんなに好きじゃないと思っていたけれど、めちゃくちゃ可愛い!」「意外にもデレデレになってしまう自分を発見した」「子どもが欲しい気持ちに拍車がかかった」といった声が多数聞かれました。「恋愛や結婚に興味がない、異性に幻滅している」と言っていた人でさえ、「子どもだけは欲しい」と思うようになるケースもあるようです。
「従兄弟がいたら甥っ子も楽しいだろうな、と感じることがあった」という人や、「住んでいる場所が近いため、週末ごとに行って可愛がっている」という人も。「婚活しなきゃと思いつつ、癒されたくて、つい姉の家にばかり脚が向かってしまいます(笑)」―とのことでした。
一緒にいて
「子育て」にある程度、満足してしまう

一方で、甥っ子や姪っ子を溺愛しているうちに、「子どもを欲しい気持ちが、ある程度、満足しちゃったかも……」という独身男女も。頻繁に育児グッズやおもちゃをプレゼントしたり、子持ちでなければ行かないような場所(子供用の遊び場、遊園地、幼児用プールなど)に足しげく連れて行ったり。甥っ子や姪っ子が懐いてくれたりすると、たまらず世話を焼いているうちに、子どもが欲しい気持ちがある程度、満たされてしまう。「数人の甥・姪と小学生くらいまで積極的に世話を見ていたら、なんとなく、自分もひととおり子育てをした気分になってしまいました……(笑)」なんて声もありました。

「自分にできるのか」「自分には無理かも」という気持ちになる

逆に、甥っ子や姪っ子が生まれた結果、「自分にできるのだろうか……」と不安になったり、「今の仕事だと無理かも」「子どもなしの人生でもいいかな」と思い始めたりする独身男女も。24時間ところ構わず泣きじゃくるのが、赤ちゃんという存在。少し大きくなっても、駄々をこねたり、言うことを聞かなかったり……と、子育てはやはり大変な部分もあります。連日連夜の対応が求められ、子ども中心になる暮らしざまを実際に身近で見ることにより、リアルに“産まれた後”の想像ができるのかもしれません。

なかには、あまり子どもを「可愛い」と思えない自分に、改めて気付いた……という人もいました。他人の子どもは可愛いと思えなくても、血が繋がっていると思うと違う、という人も少なくないですが、「血が繋がっていても、愛情を感じにくい自己」を発見すると、子どもを望む気持ちが少なくなる、というケースもあるようです。

子育てを疑似体験できる、身近な機会

他にも、「子育てをしている兄弟(姉妹)が尊敬できるようになった」「親がすっかり孫中心になり、ちょっと寂しい……」「以前とは違った形の家族交流ができるようになり、子どもという存在はスゴいと分かりました」などの意見がありました。
「おじ」や「おば」という立場は、子育ての“いいとこ取り”ができる……なんて言われることもありますが、確かにそのとおり、多少のしつけや教育をすることはあっても、特殊な事情がない限り、可愛がることが中心で、忙しいときには構わないこともできる、という立場です。本当の意味で「子どもを持つこと」の経験や感動を得られるわけではないですが、とはいえ、親としての疑似体験ができる、よい機会になることは間違いないもの。甥っ子や姪っ子ができたときは、世話を手伝いながら(親も助かる)、子どもとは、育児とはどんなものか、身近に味わってみるといいかも!?

 

 

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