Web制作に関わる方、将来どうするつもりですか?

全く同じことを40年やっていこう、と思ったら不安になる仕事しかないと思いますよ。
そして、そんなことは通常ありえないのです。

[ad#ad-1]

昔印刷の仕事は、字母という小さな活字をピンセットでひろって原版をつくり、試し刷り(校正)をチェックして確実性を高めるのが仕事でした。
これは大変な重労働で、しかも慣れが必要だから、スキルでした。1970年代まではこれが常識でした。
映画の寅さんのところの裏のタコ社長の工場はそういう業務をやっていたところです。

そのころ一種の写真技術を使って原版をつくるやりかたが提唱され、字母にないむつかしい字でもつくれまして、オフセットと呼びました。
これは最新技術でしたが高かった。

和文タイピストという仕事がありました。英文タイプも重宝でしたが、和文ができたらどこにだって歓迎されたものです。

そのあとに、ワープロオペレータという仕事がありました。OASYSだとか一種の特殊な装置があって、その操作に熟練した人が文章をタイプしました。

これらの仕事は、そのスキルさえ身につけておけば一生食べていけるといわれたものです。

でも、いまそんなやりかたで印刷業をしているところはありません。
ワープロソフトで作った原稿をコンピュータで画像変換し、それがそのまま印刷原版になります。
印刷原版はカタチのあるものではなく、データです。それを印刷機に送り込むと自動印刷です。

マイクロソフトが、Wordを作りました。Excelを作りました。IEを作りました。これは主に90年代以後の話です。
ここでビジネスがいつのまにかがらりと変わってしまいました。NetScapeは、全く消滅したとはいえないけどまあ消え去りました。
Wordで原稿を書き、Kinko’sに渡すと、製本された本が出てくるようになりました。
細かい画像はいくらでもPCで編集でき、存在していない字も簡単に作ってフォントにできますから、オフセットなんて要りません。
和文タイピスト要りません。
ワープロオペレータ要りません。
植字工要りません。

こんなようなスピードで世の中は変わっています。

植字工やっていた人、いま何をしていると思いますか。
当時40代だったらもう引退していますからいいのですが、当時18歳なんていう人もいたはずです。

ワープロオペレータはどうしているでしょうか。

想像してみてください。
死んでいるわけないのですよ。ちゃんと食べてます。どうやって?

Webの仕事、とおっしゃるけれど、20年前にはそんな仕事ありませんでした。

たまたまいまある仕事なんです。
これが今後20年30年でどうなるか、と考えるのに意味があるかどうか、よく検討してみてください。

10年後、いまイメージしているWebの仕事なんてなくなっているのではないか、と考えるほうが自然です。

Facebookが一般公開されたのは2006年です。
この年にGoogleの検索エンジンが起動をはじめました。それまで検索機能は存在しましたが、リアルタイムに状況を把握するものはありませんでした。

Twitterは、アイディアは2000年ですが、安定稼働は2008年です。

つい最近と思い出せるような時期にどんどん状況は変わっているのです。

逆に考えてください。10年前まで、FacebookもTwitterも存在しなくて、検索エンジンもなかったのです。
これについていく覚悟がなければ、今どんなスキルを持っていてどういう自信がある人でも取り残されます。

でも、これらの知識がないままで今までいる人なんていないはずです。

いつの間にか、技術者でない人間もついていっています。

だから、変な不安を持つことは無意味です。

今、世の中をみることに神経をつかってください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする