奈良公園のシカが可愛い

日常生活

奈良公園には、約1200頭のシカが生息しています。

シカは奈良で1300年以上前から生息する野生動物で、野生であるシカと人との生活が溶け込んで共存してきた歴史が評価され、国の天然記念物に指定されています¹。

シカはとても可愛いですが、彼らを守るためにも、餌付けは適切な方法で行うことが大切です。シカは奈良公園内に生えている植物(シバ、葉っぱ、ドングリ等)を主食とし、それらを自力で食べて生きています。不適切な餌付けをすると、シカのためにならないうえに、人とシカの適切な距離が崩れ、共存に悪影響を及ぼします。

ただし、鹿せんべいは例外です。鹿せんべいは、江戸時代から始まった「奈良のシカ」と人とのふれあいに欠かせないものであり、歴史的背景をもつ文化です。

鹿せんべいは、シカにとって安全につくられたおやつであり、その売り上げの一部がシカ保護の費用に充てられていることから、保護と観光振興の観点から例外と認められているようです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました