ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長がAIについて語った内容をまとめ

孫正義会長はAIが人間の知識を圧倒的に超えていくと述べ、汎用人工知能（AGI）を「水晶玉」に例えました。これは、AGIがリアルタイムの情報を吸収し、人間のように学習していくことを意味します。
また、孫会長は日本企業のAIに対する取り組みについて警鐘を鳴らしました。彼は、日本企業が小さなマーケットを獲得するために一時的な解決策に逃げるのではなく、中央の幹、つまりAGIの開発に真正面から取り組むべきだと主張しました。
孫会長は、AIの開発には大量のGPU（グラフィックスプロセッシングユニット）が必要であり、これを確保することが世界的に難しくなっていると指摘しました。特に日本企業は、ネットワークや資金力などの面でGPUの確保に苦労していると述べました。
その上で、孫会長は、ソフトバンクとしてはAGIの実現に向けて挑戦していきたいと述べました。彼は、特化したAIではなく、全てをカバーできるような大規模なAGIの開発に力を入れるべきだと主張しました。