人の体は遺伝子を運ぶためにあるが、現代では個人の後天的な「本能」で決断を下しているように思う。

日常生活

人の生きる使命とは何でしょうか?
それは子孫を残すことです。

ということは人の体は何のためにあるのかと考えると、遺伝子を残すためにあると言えます。
遺伝子を後世に受け継ぐために人の体を使って、遺伝子を残していきます。

現在の日本では、種を残すためには結婚をすることが必要となる。
それは多様性のある子孫を残すという本能には逆らっているが、逆に結婚しないと一人も残せません。
そう考えると、結婚をしないと決断した人は、子孫を残すという本能をなくしてしまったのかとも思えるが、
現在の社会では本能よりも外的要因からくる危機感、不安などから結婚をしないと決めている人が多いのではと思われます。

それは、結婚とは、子どもを育て、社会的な責任を担い、場合によっては家や車のローンの支払い等と、決して楽しいことではない。
その向こうにたった一人の大切な人と人生を共にするといった、夢があるからこそできることなのです。 この夢に心が揺さぶられない人は結婚の必要性を感じず、そんな大変な結婚をするのなら、一人で暮らす方がよっぽど楽しいと感じ、現状維持を決断する。

種の保存本能はだれもが持っているものだが、それ以上に子どもを育てることの金銭的、精神的な大変さが意識にあり、「たくさんの多様性のある子孫を残す」という本能どころか、たった一人の子孫を残すという意識さえ脳の奥深くに隠してしまっている人も多いと思われる。

結婚するかしないかは個人の自由。
子孫をどれだけ残すかもその人次第。
人間は、生物学的本能や脳科学的本能を超えた、個人の後天的な「本能」で決断を下しているように思う。

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