本田圭佑 ツイート

「他人のせいにするな!政治のせいにするな!!生きてることに感謝し、両親に感謝しないといけない。今やってることが嫌ならやめればいいから。成功に囚われるな!成長に囚われろ!!」

 

 

「メッセージとして伝えたかったのは『死なないでほしい』、『生きていればいつか良いことがある』、『良しとする基準は自分が作ればいい』、『出来ることを見つけて少しずつ進んでほしい』ということなんです。

両親に感謝するべきという言い方は、僕の想像を超える虐待を受けて、深く傷付いてる方には当てはまる言葉ではなく配慮を欠いてしまったと反省しています。正直言って自殺を考えるくらい深く悩んでいる人の気持ちはわかりません。ただ本気で、そういう人達に自ら生きようと思ってもらえないものかと感情移入しているのも事実です」

ツイートの本意についてそう明かした本田は、親友の話を例に出しながら、「外に目を向けてほしい。世界は広い」と付け加えている。

「実は僕の親友が3回も自殺を考えて川までいって踏み止まったという過去を持っていて、その親友曰く自殺する多くの要因として『人に必要とされなくなったと“思った”とき』だと話してくれました。僕は彼に万が一、また同じような考えになったら『少なくとも俺は必要にしてるというのを必ず思い出してくれ』と伝えました。

因みにその親友とはけっこう頻繁に喧嘩するほどの間柄なんです。もし今そういった人が周りにいないのであれば、外に目を向けてほしいと思っています。世界は広い。人も世界には70億人もいる。戦争や貧困で命失くしたりしている可哀想な人々が世界には沢山います。そこに目を向けることで何かを感じてもらいたいと願っています」

 

「究極の平等なんて存在し得ない」と断言

外に目を向けて――。そうメッセージを発信した本田は、「そもそも人生に意味なんてものはない」としながら、弱肉強食の世界について言及し、自身が考える「平等」の定義を明かしている。

「そもそも僕は人生に意味なんてものはないと思ってます。ただし、子孫を残す為に弱肉強食の世界でトップに立ったのが人間ですよね。そこで人間はトップとして生き続ける為にあらゆる生き物を捕食し続け、知能も進化し続け、今では地球上では敵なしになったわけです。人が言う平等という定義は、それ以外のあらゆる生命は無視した中での平等ということになります」

そのうえで、本田は「究極の平等なんていうのは存在し得ない」と断言。人を傷つけるシステムがあり、それを変えるために「誰かが戦い続けて変えないといけない」と力説する。

「要するに生きる為に必死なこの世の中に究極の平等なんていうのは存在し得ないと思うんです。

そしてあらゆる不平等(社会や環境)が人を傷付けるシステムが存在するというのは分かっています(これは誰かが戦い続けて変えないといけないと思っています)。社会は冷たいし、多くの政治家が国民のことをあまり考えていないように見えます」

「自分で基準や成功を決めればいい」

「僕が伝えたいことは、外的要因であれ、自分であれ、命を絶つまで自分を追い込んではいけない、ということです。確かに努力しても上手くいくとは限らないですし成功するとも限らない。しかし努力すると必ず何かしらの成長をします」

本田は「命を絶つまで自分を追い込んではいけない」と改めて本意を説明しながら、「自分で基準や成功を決めればいい」と力強いエールを送っている。

「周りが決める成功や基準に左右され、周りが行う追い込みや圧力が理由で『自分を不必要に追い込まないで』欲しいんです。自分に出来ることを続け、自分の成長を実感し、自らを褒めてあげる。自分で基準や成功を決めればいいんです。自分自身こそがどんな状況をもプラスに変えられる唯一の味方なんだと信じて、一歩を踏み出してもらいたいと願っています。本田圭佑 -以上」

自身のツイートを補足する形で、改めて1200字超のロングメッセージを発信した本田。率直な思いを吐露したことで、再び大きな反響を呼びそうだ。

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